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機械としての空冷VW

Dscn4102 僕が自己紹介する時に常套句的に使う言葉がモディファイトでも純正でもない「中途半端なポジション」。最近、知り合いになる人って、モディファイト系で速い人が多いのですが、僕は速くないです(笑)。

速くはないのですが、当時の設計者の気持ちになることがあります。実際はユーザーニーズと社会的要求をクリアしていかなきゃならないので、設計者の設計目標は時代とともに変わってくるのですが、基本設計(空冷OHV)を変えずに進化し続けるというのはある意味正当な公認モディファイトなのかもしれません。

売れる・売れないを考えずに「好きにやって良いよ、はいこれ研究費」となったら、VW社の設計者達はこのエンジンにどのような改良を加えていったのでしょうか?最終的にインジェクションとなりましたが、燃焼室、ピストン、シリンダー、その他細々したもののマイナーチェンジを実施する余地はまだまだあったのかも知れません。開発経費を回収することが出来ない、つまり市場ニーズが無い場合、その車体は生産中止となります。マイナーチェンジのひとつの答えが近年まで生産されていたメキビかも知れませんが、別の答えもあったかも知れません。

モディファイト系の人ってね、この別の答えの一つを具象化しているような気がするんです。進化の方向性としてはモアパワーなんですが、これも当時の設計者達も考えてたはず。開発(研究)者というのは、お腹いっぱいになって満足した段階でシャットダウンです。環境に負荷を与える行為(人間の行為?)を続けたのなら、その負荷を無くす開発行為もあるし、それを同じ人間が行うことすらあるはずです。

農業分野で有機や減農薬栽培が広がると、農薬資材販売関係者が、有機資材や減農薬に適した資材のパンフレットを持参するというのは、商魂の逞しさもあるのですが、立ち止まらない正当なモディファイトに通じるものを感じます。

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コメント

オレは、ワーゲンに乗ってた時は、基本設計が戦時中のクルマを現代に走らせる為の「アップデート」をしているつもりでいましたね。
交通事情は、開発された頃とはもちろん、生産された頃と比べても厳しい状況。そんな中で、基本設計が旧いクルマをいかに走らせるか… そんな事を考えてた様な気がします。

まだまだやり残した事はたくさんあるので、次に手に入れる機会があればそれを具現化したいなあ…

投稿: Hi LiFE | 2009年2月24日 (火曜日) 20:38

HiLIFEさんへ
そうなんですよね。現代の交通事情に対応しうるモディファイトというのはアリだと思います。ジェベルとかだと、まぁジェベルの為の技術開発ではないのですが、最終的にはシリンダーがメッキ加工されています。ワーゲンでもアルミシリンダーでそういったのがあったような・・・。そうそう、参考になるのは今のバイクの進化の仕方。最近までキャブ車がメインだったのですが、徐々にインジェクションになってますよね。モンキーもインジェクションってのがビビリました。自動車は・・・ハイブリット?燃料電池?ハイテクすぎてついていけないっす(笑)。

投稿: steel scooters | 2009年2月25日 (水曜日) 22:41

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