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デスビ考察

リプレイスで一般的に用いられるデスビにはボッシュの通称009があります。このデスビは、汎用性が高く、他の車種でも用いられることが多いようです。デスビには点火タイミングと進角特性をコントロール役割があるんですが、ポイント接点を用いたデスビには、進角方法によって大まかに3種類のデスビが存在する(ハズ)。1つはエンジンの負圧(バキューム)を進角に用いるタイプ、2つめはエンジンの回転数でデスビ内のウェイトが遠心力で広がる力を用いるタイプ、最後にこの2つの進角手法を合わせたタイプ、である。また、バキュームは進角のみでなく、遅角にも用いられる。009はこのうち、遠心力で進角させるタイプに属するみたいです。

回転数が上昇することによって進角することは、一般的にエンジンに好ましい点火時期を供給すると考えられるんですが、「エンジンを進角させたい時」は回転数だけでは判断できないと考えています。ここに009の落とし穴があると勝手に想像。例えば、坂道とか回転数は上がっていないがチカラが必要な場面や、街乗りでアクセルのオンオフが頻繁な時、進角手法としてはアクセル開度に有機的に反応するバキューム進角の方がよりマッチした点火時期を得られる可能性が高いんじゃないかと。現行(といっても少し前)の国産のキャブ車デスビにもバキューム進角(遅角)は用いられている事、空冷VW純正で遠心進角のみのデスビが採用されなかった理由として、ストックのエンジン特性にはバキューム進角が適切だったと勝手に推察しています。Imgp0006Imgp0006_2

それでは009は使えないデスビなのか?そんなことはない。このデスビの特性を活かすにはやはり回転数に尽きると思います。立ち上がりの早いエンジン特性に変更すること(具体的には○△×・・・)点火タイミングの調整を最大進角数で合わせることが基本になると考えられます。

009のアイドリング時の進角はどのくらいになるのか判らないんですが、ストックより(アイドリング時の進角が)進んでいる場合、始動性がやや悪くなる可能性がありますね。あと一般的に排ガス対策では遅角させていることが多いことから、アイドリング時の進角の進めすぎは未燃焼ガスが多い可能性もある。しかし、進角カーブを適切にセッティングすれば、ヘタったストックよりも使えるデスビになる可能性は高いハズ。最高速を狙う場合とかは遠心進角が良いのかもしれない。

空冷VWだとツインキャブにした場合、一般的には負圧をとることが出来ないために009を用いることが多いです。実際、009とツインキャブでガツンと馬力も出るみたいだし、魅力的です。が、僕の場合、シングルポートであることと、ツインキャブに投資する財力が無いことから踏み込めない領域ではあるんだけどね~。

引用URL http://www.vw-resource.com/index.html

8月6日にトラックバックしたブログです。

http://blogs.yahoo.co.jp/massimo10535/22906934.html

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コメント

はじめまして。
009がVW用で、固定的高回転のみの進角特性なのはどうしてか分かりませんが、...という事は、AlfaRomeo用純正品をVW用に用いれば4000回転までの低中速トルク特性や、始動性が良くなるということですよね~ 
ちなみに、オイルポンプのアタッチメントを交換するだけでVWにもAlfa用が使えるということですからやってみませんか~

投稿: Carlo Cici | 2007年8月 6日 (月曜日) 22:24

コメントありがとうございます。僕の悩みどころなのは009が本当に空冷VW用なのか?ってところもあるんですよ。引用URLによると、最大進角を約30度として、3000回転でその辺に合せるべしなんて記述ありましたが、009に関しては海外でもモメテているみたいです。
今のところ、エンジン割るまでの経験が無いんで、御提案につきましては将来の宿題ですね~(笑)。今後ともよろしくお願いします。

投稿: steel-scooters | 2007年8月 6日 (月曜日) 22:41

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